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福岡のライフオーガナイザー®、篠崎です。
今日は、オーガナイズの話ではありません(;’∀’)
8月9日だから思い出したこと、です。
小学生のころ、平和学習は怖かった。
私は、長崎県の壱岐という島で生まれ育ちました。
長崎県は8月9日に夏休みの登校日があり、毎年平和学習を行います。
写真や文献を調べたり、その当時の話を聴いたり。
私はこれが怖くて怖くて。毎年この日が苦手でした。
単純でちょっとアホな私は、
「子供に恐怖を植えつけることで、再びこういうことが起こらないようにしようという作戦だな」と考えたりしてました。
バングラデシュで感じたこと
話は突然変わりますが、今から20年前の夏。
私はNPO法人「バングラデシュと手をつなぐ会」の現地訪問に同行し、バングラデシュの村に滞在しました。
のどかな麻畑が広がり、3食美味しいカレーを食べ、夜は停電するけれど、屋上にあがると満点の星空。美しい村でした。
医療・教育・社会etc…問題はたくさんありましたが、
多くの村人と出会い、話し、充実した日々を過ごしました。
だけど本当はちょっと引っ掛かっていることが…
同行したのは、医師・看護師・教師・栄養学を学ぶ学生、そして私。
診察をしたり、現地の先生と話し合ったり、妊婦さんに栄養アドバイスをしたり、
皆さん役に立っているのに私はただ楽しんでいるだけ。
私は来てよかったのか?
もし参加費の20万円を寄付していたら…何が買える?何ができる?
私がここに来たのは、ただのエゴ?…そんな思いが毎晩頭をよぎりました。
そして答えが出ぬまま帰国します。
8月9日に知ったこと
帰国早々迎えた8月9日。
11:02、黙とうをした時のこと。
今までは、お亡くなりになった方々のご冥福を祈り、世界が平和でありますようにと心の中でつぶやいていましたが、この年の黙とうは違いました。
あの子の暮らしがこんな風になればいいのに
こんな施設が出来たらいいな
あの子が将来、こんな風に成長できる世界だといいな
鮮やかな映像が頭の中に浮かびました。
”平和な世界”が文字から画像になった感じ?
う~ん、伝わるかなぁw
知ることの大切さ
黙とうが終わった時、脳内のカラー映像に自分でビックリしたことを覚えています。
と同時に、滞在時の引っ掛かりが取れました。
何も役に立たなかったけれど、バングラデシュについて知ったからこそ、
私の中の平和のビジョンはより明確になりました。
知るってとても大切なことなんだと知りました。
知ることから始まる
知れば考える。
知れば想像できる。
知れば次に知りたいことが出てくる。
学生時代の平和学習も(当たり前ですが)恐怖を植えつけるためでなく、事実を知ることで平和のために私が出来ることを想像させるための学びだったはず。
75年前に何が起こったのか、今世の中で何が起こっているのか、
きちんと「知る」ことがますます大切になってきていると感じ、ブログに残します。
NPO法人「バングラデシュと手をつなぐ会」 …カラムディ村という村を中心に、学校や病院の建設・運営を行っています。 ホームページはこちら
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